イルミネーションの季節、毎年、ここで写真を撮っている。
でも。
同じじゃない。
自然いっぱいの田舎もいいが、都会も好きだ。
人工の灯りに惹かれるのは、そこに人の営みを感じるから。
だから、人か車か何か動くものを一緒に撮りたい。
みんないろいろあったのよ。
他人が知らないだけで。
それぞれの仕事納め。
それぞれの年の暮れ。
特別きれい、ってわけじゃない。
丘の上から観る、百万ドルの夜景には敵わない。
でも。
私は、こういうのが好きなんだ。
見知らぬ誰かだけど、生きて働いているつかの間。
東京駅は「ミチテラス2014」のライトアップ中。
どこが「大正浪漫」の色なんだか、よくわからないけれども(^_^;)
私は、いつものライトアップのほうが好き。
無粋な工事フェンスも客待ちのタクシー渋滞も、いいのよ、だって東京駅だから。
仮面を外すのは、いつもでなくていい。
ほんのときどきでも。
ただひとりの前だけでも。